シオガマサンゴは、冷たい海にすむ小さな単体サンゴ。透明な触手の奥に黒い骨格(隔壁)が透けて見えるのが特徴で、近くで見るととても繊細で美しい姿をしています。
このサンゴの名前は、骨格の形が宮城県で見られる「塩釜石」と呼ばれる石に似ていることに由来します。塩釜石という言葉は古い文献に登場する地域の呼び名で、今ではあまり知られていませんが、当時の研究者がその独特の形に着目して名付けたとされています。
また、シオガマサンゴは光合成を行う褐虫藻を持たない“捕食型”のサンゴなので、光が少ない場所や冷たい水でも生きることができます。
同じく冷水性の単体サンゴであるカリオフィリアと比べると、
シオガマサンゴは“透明な触手の奥に黒い隔壁がくっきり見える”のが最大の違いです。 |